在来工法天井の脱落防止対策として、野縁と野縁受けを繋ぐ接合部を補強する「耐震クリップ工法」。

振動台による実験では、近年地震被害が報告されている大規模な空間の天井も想定して検証を行い、従来からの在来工法天井に比べて約2倍の揺れに対しても持ちこたえ、「耐震クリップ工法」がより優れた耐震性能を有していることを確認しました。

「耐震クリップ工法」は、天井の野縁と野縁受けを接合している既存クリップの上から新たに開発した接合部補強クリップをはめ込むのみで耐震性能を補強することができる工法です。

• 1.在来工法天井の場合に比べ約2倍の揺れに対しても持ちこたえることが可能です。
• 2.ワンタッチではめ込むのみ（ワンタッチクリップ方式）で施工が可能です。ボルトなどが不要なため、簡易に取り付けることが可能です。
• 3.シンプルな構造であり低コストでの製作が可能です。また、簡易に施工が可能なため、コストの低減、工期の短期化が図れます。
• 4.既存クリップの弱点である、チャンネルにかかっている爪の部分のめくり上がりを防止する効果を持ち合わせ、既存クリップそのものの保持力も増幅させます。
• 5.チャンネルを既存クリップととにも両側から挟み込むため、チャンネルのねじれ、横座屈等を防ぐ効果も期待できます。
• 6.天井ボードを外さないで施工が可能なため、作業中のボード落下や仕上げ面の目違いなど安全や施工ミスを防ぐことができます。